国際原子力機関(IAEA)ツベンテンドルフ検査官研修への職員派遣について
平成29年9月、原子力規制委員会は職員6名を「国際原子力機関(IAEA)ツベンテンドルフ検査官研修」へ派遣しました。この研修は、プラントウォークダウン※を実施する検査官等のスキル向上を図るため、国際原子力機関(IAEA)が当委員会向けにカスタマイズして実施したものです。本研修の概要について、以下のとおり紹介します。
- ※プラントウォークダウン:検査官等が原子力発電所内の設備や機器の状態に異常がないことを確認するために現場を巡視すること。
研修の概要
日程
平成29年9月18日(月)~9月29日(金)(2週間)
場所
ツベンテンドルフ原子力発電所(オーストリア共和国ウィーン市近郊)
受講者
検査官等6名
内容
講義
(原子炉技術、加圧水型原子炉燃料交換中におけるホウ酸濃度の低下、検査の枠組み、デービス・ベッセ発電所の流量喪失事故の発生から収束までの経緯、ブラウンズ・フェリー発電所の火災事故、米国原子力規制委員会の検査官育成制度、産業保安、検査官の一日、コンディションレポート、検査プロセス)
サイトツアー
発電所内部にて機器解説・演習など
(発電所外周、ディーゼル発電機、タービン建屋復水器周辺、タービン建屋オペレーションフロア、原子炉建屋オペレーションフロア、格納容器、制御室、ウォークダウン演習、補助建屋、格納容器)