中部電力（株）から浜岡原子力発電所５号機における非常用ディーゼル発電機（B）号機の故障に伴う運転上の制限の逸脱について報告を受理

　原子力規制委員会は、本日（6月5日）、中部電力株式会社（以下「中部電力」という。）より、浜岡原子力発電所5号機非常用ディーゼル発電機（以下「非常用D/G」という。）（B）号機の故障に伴う運転上の制限の逸脱について、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律に基づく報告を受けました。

1.中部電力からの報告の概要

　本日（6月5日）、中部電力より、定期検査中の浜岡原子力発電所5号機において、非常用D/Gに要求される運転上の制限を満足していないと認められるとして、保安規定に基づく運転上の制限の逸脱と判断した旨の連絡がありました。その後の調査の結果、消耗品の交換や機器の調整により速やかに復旧できるものではないことから、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第62条の3に基づく報告事象として判断した旨の報告がありました。
中部電力から受けた報告の概要は別紙のとおりです。

2.原子力規制委員会の対応

本件に係る報告を受けて、現地駐在の原子力運転検査官が現場確認等を行い、中部電力が保安規定に従い必要な措置を適切に実施していること、環境への影響がないことについて確認しています。
今後、中部電力が行う原因究明及び再発防止策について、厳格に確認していきます。